皆さんこんにちは!
京都技研株式会社、更新担当の中西です。
目次
今回は、金属加工の中でもとくに基本技術とされる旋盤加工・プライス加工・キー加工における、「現場で代々受け継がれてきた鉄則」をお伝えします。
加工機械や工具は進化しても、“精度を守る心得”は変わらない。それがこの業界の共通認識です。
センタリング・チャック把握は、芯ブレ0.01mm以内を目指す
シャフト加工時は、両センター支持か振れ止めでたわみ防止を徹底
刃物送り・回転数・切込み量は材質(SS材、S45C、SCM、アルミ、SUSなど)ごとに設定
冷却液の種類と噴射位置も切削温度・面粗度に影響
面粗度は仕上げバイト+極小切込み+低速送りで勝負
バリ取りも仕上がり品質の一部と心得る
ワークの傾き、浮き、たわみがあれば平面度も直角度も全滅
必ず定盤とシクネスゲージでレベル確認
特に鋼板や厚物加工では、刃物が**ワークを引っ張る現象(刃の吸い込み)**が発生
ダウンカット・クランプ位置の工夫で加工中の動きを抑える
クレーン搬入・芯出し・冷却配管の位置確認
ワークの“反り戻り”や“加工応力”にも気を配る
軸とハブの芯ずれ0.02mm以内が目安
両側からのミーリング加工(段取り替え)には注意
規格どおりでも、相手機種に合わせて**「あえて緩く or キツく」**加工することも
ストレートキー vs 平行キー、使用箇所に応じた正しい選択と加工精度
キー溝の隅に**“逃げR”を入れずにシャープにすると応力集中で破損**
あえて逃がし加工を加えて寿命を延ばすプロの工夫
金属加工の鉄則とは、数値で語れるものと、現場でしかわからない経験値が組み合わさってこそ成立します。
一品一様の加工に、共通のルールを持ち込む勇気
誤差0.01mmを誤差と思わない職人のこだわり
“作って終わり”ではなく、相手機器・現場との連携を見据えた加工
このような考え方こそ、金属加工に携わるプロの“矜持”であり、“未来への技術継承”なのです。
次回もお楽しみに!



